中国のオーディオブランドFosi Audioは本日、純A級回路を採用した真空管ヘッドホンアンプ兼プリアンプ一体機「GR70」を正式に発表し、各販売プラットフォームにて発売を開始した。価格は約27,500円で、コンパクトながらも高音質・高機能を追求した設計となっている。
GR70は、4本の真空管による二段増幅構成を採用し、最大出力は300mWに達する。真空管ならではの豊かな倍音とアナログライクな音質を特徴とし、リスニング体験に温かみを加える。出力端子は3.5mmと6.35mmのヘッドホン端子を搭載しており、高/低インピーダンス切替スイッチ、高音・低音の独立トーンコントロール、精密なダンピングポテンショメータを備えることで、様々なタイプのヘッドホンに柔軟に対応可能。カスタマイズ性と操作性に優れている点も魅力だ。
加えて、GR70はRCA入力・出力を搭載しており、ヘッドホンアンプとしてだけでなく、プリアンプとしてDACやパワーアンプと接続し、システムの一部として多用途に活用できる構成となっている。
筐体は高剛性のアルミニウム合金製で、優れた放熱性を確保。さらに真空管部には防塵メッシュが設置されており、ホコリの侵入を効果的に防止しながら、視覚的にも美しい仕上がりとなっている。
本体サイズは192 × 129 × 46mmと卓上でも取り回しやすいコンパクトサイズ。音質と使い勝手を両立したGR70は、真空管サウンドを気軽に楽しみたいオーディオファンにとって注目の新製品となっている。