中国のイヤホンメーカー Softearsは、新たに6基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを搭載したインイヤーモニター「RSV-MKII」を発表した。発売日は2025年8月16日を予定しており、公模版の価格は43,999円(税込、参考換算)から、私模版は51,999円(税込、参考換算)からとなる。

6基のBAドライバー構成と独自技術を採用

RSV-MKIIは、低域にKnowles製CI22955を2基、中域にEDシリーズを1基、高域にSWFKシリーズを2基搭載。さらに、自社フラッグシップモデル「RS10」に採用されている特許パッシブユニットを導入し、独自のエアフロー設計により低域表現を向上させつつ耳への圧迫感を軽減。長時間のリスニングでも快適さを実現している。

四導管・四分割クロスオーバー設計

本機は四導管・四分割クロスオーバーを採用。特に低域にはデュアル導管構造を設けることで、打撃音の質感を改善。また三帯域のインピーダンスを精密に調整し、低域の量感を強化、中域の透明感、高域の精度をさらに高めている。

ケーブルと設計面の特徴

リケーブル対応で、ケーブルは高純度無酸素銅を採用し、冷却オイル浸漬処理によって楽器音のリアリティとダイナミクスを強化。コネクタは0.78mm 2ピン、端子は4.4mmバランス仕様で、3.5mm変換ケーブルも付属する。

ハウジングは医療グレード樹脂製、フェイスプレートはCNCアルマイト処理を施したアルミ合金にカーボンファイバー製ロゴプレートを組み合わせ、高級感のある仕上がり。さらにイヤーピースの脱落を防ぐ滑り止め構造も備える。

仕様と駆動性

周波数特性は20Hz〜20kHz、感度は122dB、インピーダンスは7Ωとされ、スマートフォンやポータブルDACとの組み合わせでも十分なパフォーマンスを発揮する設計となっている。