ハイエンドオーディオブランド iBasso Audio は、同社最新のフラッグシップ据置型DAC/ヘッドホンアンプ「D17 ATHERIS」を正式発表した。発売日は2025年9月5日を予定している。

「D17 ATHERIS」は、R2R+1bitデュアルアーキテクチャを採用し、さらにNutube真空管を搭載した革新的な設計を特徴とする。これにより、ハイファイな解像感とアナログライクな温かみを兼ね備えた音質を実現している。

心臓部には最新世代の FPGA-Master 3.0 を採用。ロジックユニット(LUT)の数は従来のFPGA-Master 2.0比で7.5倍に増強され、処理能力が飛躍的に向上している。さらに、Accusilicon製 超低位相雑音フエムト秒クロックを2基搭載し、R2Rおよび1bitデコードのナノ秒レベルでの精密制御を可能にした。

iBassoはこれにより、デジタル制御とアナログ表現の両立を実現し、同社のDAC/AMPラインアップにおける新たな頂点を築くと強調している。