ラックスマン株式会社(LUXMAN)は、創業100周年を記念する純A級プリメインアンプ「L-100 CENTENNIAL」を2025年10月に発売する。価格は858,000円(税込)。同社がレギュラーモデルとして純A級プリメインアンプを投入するのは9年ぶりとなる。

■ LIFES 1.1を搭載した最新のClass-Aアンプ

本機は、ラックスマン独自の増幅帰還エンジン LIFES(Version 1.1) を採用。誤差検出回路の入力段FETをパラレル化することで、歪みとノイズを徹底的に低減し、音楽再生の品位をさらに高めている。定格出力は8Ω負荷時20W+20W、4Ω負荷時40W+40Wを確保。余裕ある3パラレル構成の出力段をA級動作領域に凝縮し、濃密で豊かな音楽表現を実現する。

■ 高品位なプリアンプ部と精緻なボリュームコントロール

ボリューム部には、88ステップの精密な音量調整が可能な電子制御アッテネーター LECUA を搭載。ディスクリートバッファー回路による高音質プリアンプと一体化することで、信号純度を保ちながら力強いドライブ性能を発揮する。

■ ビジュアルと機能の両立

フロントパネルには、音楽の起伏に呼応して動く針式アナログメーターを配置。ライトイエローの照明とともに、純A級動作ならではの温かみを視覚的にも演出する。さらに、MM/MC切替対応の高音質フォノアンプ、Φ4.4mmヘッドフォン出力端子(左右独立グラウンド配線)、7セグメントLED音量表示、外部機器との電源連動を可能にするトリガー入出力や外部コントロール端子など、実用的な機能も充実している。

■ 現代的性能と普遍的価値を融合した記念モデル

「L-100 CENTENNIAL」は、最新の回路技術と純A級増幅エンジンを融合し、現代的な性能と一体型アンプに求められる普遍的ユーティリティを兼ね備える。オーディオファイルにとって、音楽に深く没頭できる濃密でリアルな演奏空間を提供する、記念碑的なプリメインアンプといえるだろう。