今回のレビューは、SIVGA Que。
少し前にSIVGA Queの後継機のSIVGA Que UTGがリリースされたが、元となった大人気イヤホンのSIVGA Que。それぞれの比較の際に参考にしていただきたい。
今回もしっかりと聴きこんでレビューを書いたので是非ご覧いただきたい。
それでは細かく見ていこう。
■SIVGA Que特徴
・8つの特徴
■ドライバーについて
・広い音場と迫力と重低音
・北米産のホワイトメープルウッドフェイスプレート
・亜鉛合金チャンバー
・銀メッキOFCケーブル
その他、詳細はメーカーHPを参照。
■ドライバーについて
ドライバー構成:1DD(10mmベリリウムメッキ振動版)
■デザインについて
シェル:亜鉛合金チャンバー
ノズル:金属製
フェイスプレート:北米産のホワイトメープルウッド
亜鉛合金素材と精密なダイカスト技術により、ノズルと通気孔のサイズをより正確に制御
ガイド穴を合理的に制御することで振動板の動きを最適化し、各周波数点のリズムを正確に再現
筐体の肌さわりもつるつるしていて付け心地が良く、高級感も感じる。
■ケーブルについて
導体:高純度無酸素銅銀メッキケーブル
2PIN 3.5mm
質感が良く見た目もデザインも良いです。銀メッキOFCらしいサウンドで満足できる。
個人的には4.4mmが欲しところ。
■付属品について
・イヤホン本体
・ケーブル
・イヤーピース
・イヤホンケース
・取説、保証書
充実した付属品の種類と質の良さで、満足できるクオリティの高さを感じた。
■音質について
さて、実際にリスニングして肝心の音質を確認してみた。
エージングは約100時間。
使用環境は、DAPで再生し付属ケーブル。イヤーピースだけは社外品を使用。
・高音域
解像度がしっかり高くソリッド且つクリアで、金属音なども綺麗に出し切って聴こえる。
・中音域
ボーカルはほぼ目の前ではっきりとした輪郭を感じる明瞭さがあり、厚みも少し感じられる聴きごたえがある。
楽器は半歩後ろに感じるがこちらも明瞭で小気味よく奏でられている。
・低音域
重低音の量感は必要十分で、厚みがあり弾力感を感じられるベリリウムらし音を感じる。
低音も量感は十分で、厚みがあり迫力を感じられる濃厚な質を感じつつもキレの良さがある。
・全体的な音質の印象
分離感はそこそこでバチバチに分離している感じではないと感じるが、ここは3.5mm接続なのもありそうなのでバランス接続後に期待。
音場は左右に少し広く上下はそこまで大きくは感じないぐらいの空間の広さ。定位感もがそれぞれの楽器の場所は分かる。
厚みがあり弾むような低音と明瞭で厚みがあって綺麗なボーカル、クリアでソリッドな高音と、各帯域の音が分かりやすく感じられて、全体のバランスをみても変な誇張を感じずに1DDならではの一体感を感じ、聴いていてクリアで綺麗で楽しくリスニングできた。
全体的には低音も高音もしっかりと主張してくるので弱ドンシャリ傾向に感じるが、ボーカルがまったく引っ込んでいないので、ボーカル曲メインで解像度の高い楽器の演奏も楽しめてリスニングに向いていると感じる。
また各音色を無理して出している感じがなく、余裕というか素直に音を出していているように感じ、クリアでありながら自然さも感じる。
■SIVGA Queのまとめ
前評判がかなりよくハードルを上げてレビューに臨んだが、それでも期待どおりの高評価が納得できるイヤホンだと感じた。
見た目のクオリティが高く、デザインも繊細でそれだけでも所有欲を満たされるが、サウンドもクリアで明瞭さを感じられて、価格も含めてとても完成度が高いイヤホンだなと感じた。
リスニングにおいては、全体的にはベリリウムらしさが随所に感じられて、とても好みのサウンド傾向で、楽曲もだいたいなんでもこなし、好みの曲を聴いても良いと感じる。
■スペック
・モデル:SIVGA Que
・ドライバー:10mmベリリウムメッキ振動版ダイナミックドライバー
・再生周波数帯域:: 20-20K HZ
・インピーダンス:: 32 +/-15% Ω
・感度:108 +/-3 db
・ハウジング素材:亜鉛合金チャンバー
・ケーブル:銀メッキOFC
・ケーブル長:約1.25m
・ケーブルコネクタ:2 ピン (0.78mm)
・プラグ:φ3.5mmプラグ