今回は、LETSHUOER D02をレビューしていく。

今回はLETSHUOERの新作D02のレビューだ。先日DX1のレビューを書いてからそこまで日は空いてないが、見た目が似ており楽しみにしていた。
回も1DDで、DX1の廉価版っぽいが、振動版紙が採用されているようで楽しみだ。
今回もしっかりと聴きこんでレビューを書いたので是非ご覧いただきたい。
それでは細かく見ていこう。

■LETSHUOER D02の特徴

・自社開発ダイナミックドライバー
11mm二層磁気回路&ダブルチャンバー構造のダイナミックドライバーを搭載
0.03mm超薄型紙パルプ複合振動板を使用
・高品位な音質表現を踏襲
・ゲーミング&音質 両立できる実力
・信頼性と美学を兼ね備え
・耳に最適化 快適で軽量 科学的なフィット感
・高性能DACチップ内蔵、スマートフォンでも良い音を(Type-Cバージョン)
・高感度指向性マイク使用、通話とインラインコントロール機能搭載(Type-Cバージョン)
・汎用性が高い 様々なデイバスに接続可能
・2pin交換式ケーブル 高純度銅銀メッキ線材 安定でロスレス

■ドライバーについて
ドライバー構成:1DD
11mm二層磁気回路&ダブルチャンバー構造のダイナミックドライバーを搭載
0.03mm超薄型紙パルプ複合振動板を使用

その他、詳細はメーカーHPを参照。

■デザインについて

シェル:アルミ合金+高透明PC製
ノズル:一体型樹脂製
フェイスプレート:アルミ合金
筐体は同社DX1とほぼ同じ形状で、大きさはそこまで大きくなく、人間工学に基づいて設計されていてフィット感は良好
カラー展開は2色。今回はAquaのType-Cを選択した。

■ケーブルについて

導体:Type-Cケーブル: 154芯高純度銅銀メッキ線材マイク付き
0.78mm 2Pin
ケーブルの質感エントリークラスとして普通で、このまま運用しても良さそうだ。
今回個体差なのか、数本リケーブルしてみたが、固すぎて一部メーカーのケーブル以外はちょっと怖くて奥まで挿すのは断念した。
リケーブルする場合は注意した方がよさそうだ。

■付属品について

・イヤホン本体
・ケーブル
・イヤーピース(2種類)
・取説、保証書

■音質について

さて、実際にリスニングして肝心の音質を確認してみた。
エージングは約100時間。
使用環境は、iPhone15で再生し付属ケーブル。イヤーピースだけは社外品を使用。

・高音域
クリアで透明感を感じられる高音域で、キラキラというよりは細く透明なイメージで見通しの良さも感じられる。
結構クリアだが、LETSHUOERらしく、金属音などのピーク音が刺さることはない。
・中音域
ボーカルの距離は近く、クリアで輪郭もハッキリと捉えられるが、空気感というか人口的にならずにどこか自然さも感じられる声質。
・低音域
量感はそこまで多くないが必要十分で、弾力とキレのあって、アタック感の良さを感じられる重低音。
低音域も同じ印象で、こちらの方がもう少し弾力があり、少し空気感を感じ、深く厚みがある低音とは対極と感じる。
・全体的な音質の印象
空間表現は音場は左右に少し広く、上下は感じられるぐらいでそこまで大きい空間ではないと感じる。分離感も1DDとしては悪くなく、定位も各音色を追える。
全体的には明るめのソリッド気味でクリアで軽快で軽やかなサウンド。
低音も出ているが余韻が少な目でスっと消えるため、全体を通して聴くと軽やかさを感じるサウンドだと感じた。
全体的な解像度も良く、細かい音の表現も感じ取れ、またLETSHUOERらしいどこか自然さも感じられて個人的にはとてもGOOD。

■LETSHUOER D02のまとめ
LETSHUOERとしては珍しく、エントリーモデルで且つ1DDの構成のイヤホンで、楽しみしていたのだが、結論この価格帯ではかなり良い線をいってると感じた。
透明感があり綺麗に細く伸びる高音域とクッキリハッキリのボーカル、アタック感の良い低音と、明るく綺麗で良い音と分かりやすくリスニングしていて楽しいサウンドだった。
デザインもシンプルで綺麗にディテールまで作り込まれているので満足できそうだ。
また、筐体が小さめなので女性やお子さんにもおすすめできると感じた。このおすすめできるイヤホン自体が結構少ないので大きいポイントだと思っている。
スマホにつなげて気軽に有線イヤホンの良さを体験するにはおすすめできる1本で、ここから是非沼に浸かっていってもらいたいものだ。
おすすめ。

 

■スペック