冬発売予定、価格はペアで最大660万円
ハーマンインターナショナルは、JBLのフラグシップライン「Summitシリーズ」第2弾として、3ウェイフロア型スピーカー「JBL Summit Makalu」および「JBL Summit Pumori」を2025年冬ごろに発売すると発表した。税込価格はMakaluが1台あたり3,300,000円(ペア6,600,000円)、Pumoriが1台あたり2,200,000円(ペア4,400,000円)。
80周年記念シリーズの第2弾
JBLは創立80周年を記念し、フラグシップ“Summitシリーズ”を展開。すでに第1弾としてブックシェルフ型の「JBL Summit Ama」が発表されており、今回はそれに続く第2弾となる。両モデルは、HARMAN ExPLORE TOKYO 2025にて先行展示され、国内での発売時期と価格が正式に発表された。
高精度なドライバー構成とクロスオーバー技術
両モデルには、D2ドライバーに高比重・高剛性素材Sonoglassを使用したHDIホーンを装着。さらに、大型ネオジムマグネットとショートボイスコイルを組み合わせた200mm径サンドイッチコーン・ミッドバス(JMW200SC)を搭載している。
クロスオーバーネットワークには、高応答性を実現する複数の小容量コンデンサーを並列接続したMultiCap構成を採用し、各ドライバーユニットに純度の高い音楽信号を供給する設計が施されている。
音響性能とデザイン性の両立
デュアルバインディングポストには、カーボンファイバー巻きノブとロジウムメッキを採用。キャビネットには高級感のあるハイグロス・エボニー天然木突板仕上げが施され、カーボンファイバー一体型のフロントバッフル構造と緻密なブレーシングによって不要な共振を抑制する。
さらに、IsoAcoustics製のJBLカスタム・アイソレーションフィートを備え、振動対策も徹底されている。
Summitシリーズの進化を象徴するモデル
Summit MakaluおよびPumoriは、JBLの長年にわたる音響設計技術の集大成として、ハイエンドオーディオ市場に向けたフラグシップモデルとなる。80周年記念シリーズの第2弾として、さらなる注目を集めることは間違いない。