―― 究極の“インテリジェント・クロスオーバー”が、オーディオ再生の新たな地平を切り拓く
英国のハイエンドオーディオブランド Linnは、新たに設計と性能を一新した次世代モデル「Klimax Exaktbox」を正式に発表した。
本機は、同社のフラッグシップ・パワーアンプ「Klimax Solo」シリーズとの理想的な組み合わせを前提に開発され、より自然で有機的な音楽再生を実現する“究極のインテリジェント・クロスオーバー”として登場した。
フラッグシップDAC「Organik」による極めて自然な音表現
Klimax Exaktboxは、Linn独自開発のフラッグシップDAC「Organik」を6チャンネル搭載。
各チャンネルが緻密な制御のもとで動作し、音楽の持つ微細なニュアンスや空気感を余すところなく再現する。
これにより、リスナーは従来のシステムでは到達し得なかった自然で立体的なサウンドステージを体感できる。
高剛性アルミ筐体による卓越したシールド性能
筐体は3つのソリッドアルミブロックから精密に削り出され、総重量は14kgを超える。
外部からの電磁干渉を効果的に遮断するだけでなく、内部の構造を最適化することで信号経路の純度を維持。
さらに、ステンレススチール製の脚部にラバーリングを組み合わせることで、振動の影響を徹底的に抑制し、安定した音響再生を実現している。
新設計「Utopik」電源がもたらす圧倒的な安定性
Klimax Exaktboxの核となるのが、リンが新たに開発した高性能電源「Utopik」である。
アナログ回路とデジタル回路それぞれに独立した出力電圧レールを備え、電力供給を完全に分離。
アナログ側で大きな電流変動が発生しても、デジタル側の安定性が損なわれることはなく、双方の性能を最大限に引き出すことが可能となっている。
内部構造を隔離する“サルコファガス”設計
Utopik電源は本体内部で独立した「サルコファガス(石棺)」構造に封入されており、厚いアルミ製バルクヘッドによって他の回路から物理的に分離されている。
これにより、電磁的・機械的干渉を最小限に抑え、極めてクリーンな信号伝送環境を確保している。
オーディオ再生の未来を提示する「Klimax Exaktbox」
Klimax Exaktboxは、リンが長年追求してきた“音の純粋性”を次の次元へと押し上げる存在である。
精密なDACアーキテクチャ、洗練された電源設計、そして極めて堅牢な筐体構造が融合することで、究極の音楽再生を可能にする。
本機は、ハイエンドオーディオの新たな基準として、今後のオーディオシーンに確かな一石を投じるだろう。


