シリーズ始動と製品位置づけ


EarAcoustic Audioは、新たなイヤホンラインとして「ELYSIAN FIELDS Series」を始動し、その第一弾モデルとなる「GENESIS G318s」を発表した。「起源」を意味する名称を冠し、シリーズの思想と技術的方向性を象徴するモデルとして位置づけられている。

原音再現を追求した音響コンセプト
GENESIS G318sは、「原音再現」を究極の目標に掲げ、単なる音の再生にとどまらず、楽器や人声の微細な振動、残響の減衰、音の拡散や定位といった空間内の物理現象を再構築することを目指す。リスナーを音楽の中心へと導く、没入感の高い空間的リスニング体験を訴求する。

デュアル磁気回路とシングルダイナミック構成


ドライバー構成は、デュアル磁気回路およびデュアルキャビティを採用したシングルダイナミックドライバー方式。2セットの高密度ネオジム磁石により、1テスラを超える強力な磁束密度を実現し、高い駆動効率と制御性を確保。微細な電気信号の変化にも即応するレスポンス性能を備える。

前後独立キャビティによる音場制御


前後で独立した音響キャビティ構造を採用。前方では開放的で広がりのある音場を形成し、後方では特殊吸音素材を用いて不要な共振を抑制することで、歪みの少ないクリアなサウンドと高い没入感を実現している。

複合素材ダイアフラムの採用


ダイアフラムには、特性の異なる素材を最適に融合した独自構造を採用。ドーム部には極薄チタン薄膜を用い、高い剛性によって高域から超高域までの分割振動を抑制し、微細な倍音成分まで忠実に再現する。サスペンション部にはナノダイヤモンド粒子コーティングを施し、中低域のエネルギー損失を低減。力強くクリアな低域と自然な中域表現を両立させている。

一体動作を実現する独自接合技術
チタン薄膜ドームとナノダイヤモンドコーティングサスペンションを、独自の接着技術で一体化することで、ダイアフラム全体が高い整合性をもって動作。GENESIS G318sは、素材特性と構造設計を融合させた高度な音響技術により、ELYSIAN FIELDS Seriesの出発点にふさわしい完成度を備えたモデルとして登場する。