フラッグシップDAP「DX270」予約開始

ポータブルオーディオ機器メーカーのiBassoは、フラッグシップクラスのデジタルオーディオプレーヤー「DX270」の予約受付を開始した。市場想定価格は約20万円前後とされ、ハイエンドポータブルオーディオ市場向けのモデルとして投入される。
新世代R2Rアーキテクチャ「R2R Ultra」
DX270の最大の特徴は、iBassoが完全新規開発した「R2Rハイブリッドデコード技術」を採用している点にある。同社はこの技術体系を「R2R Ultra」と呼び、従来のR2R DAC設計をさらに進化させたアーキテクチャとして位置付けている。
20bit R2R+4bitストリングDAC構成
DAC部には「20bit R2R + 4bitストリングDAC」を組み合わせたハイブリッドFR2Rアーキテクチャを採用。フルバランス8チャンネル完全差動回路と、同社独自のFPGA Master 3.0テクノロジー、さらにハードウェア抵抗補償ネットワークを組み合わせることで、高精度な信号処理を実現している。
フラッグシップクラスの測定性能
測定性能では、DNR(ダイナミックレンジ)130dB以上、THD+Nは−97dB以下というフラッグシップクラスのスペックを実現。高い解像度と広いダイナミックレンジを両立し、ポータブル環境でも高品位な再生を目指した設計となっている。
R2R特有のゼロクロス歪みを低減
R2R DACで課題とされるゼロクロス歪み(信号がゼロポイントを通過する際に発生する歪み)にも対策が施されている。DX270では独自の回路設計によりこの問題を大幅に低減し、微小信号でも安定したリニアリティを確保。より自然で精密な音の再現を目指したとしている。
ポータブルHi-Fi市場で注目の新モデル
DX270はR2R DACをポータブル機に本格的に搭載したハイエンドDAPとして、オーディオファンの注目を集める存在となりそうだ。詳細仕様や正式な発売スケジュールについては、今後の続報が待たれる。
