― 50周年記念モデル「C-3900」を継承・改良、さらなる低雑音化と回路安定度を実現 ―
ACCUPHASE(アキュフェーズ) は、フラグシップ・プリアンプの新モデル 「C-3900S」 を2025年10月に発売する。価格は 2,420,000円(税込)。
本機は、2020年に創立50周年記念として発表された「C-3900」の設計思想と技術を継承しつつ、S/N比や歪み率などの諸特性をさらに改善。回路の安定度を高めることで、より洗練された高音質を実現した。
■ 主な特長
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AAVA方式ボリュームコントロール「Dual Balanced AAVA」
Lch/Rch・正負合計8回路を搭載した「C-3900」のAAVAを継承し、さらなる低雑音化を実現。出力アンプは4パラから8パラへ強化され、通常使用ボリューム位置でのS/N比を改善。 -
フルバランス構成の信号伝送
入力端子から出力端子まで全信号系をバランス構成とし、ディスクリート構成の電流帰還型入力アンプを採用。信号を大振幅で伝送し、後段で雑音を圧縮することで低雑音化を実現。 -
ANCC搭載IV変換アンプ
高精度と低雑音を両立するANCC(Accuphase Noise Cancelling Circuit)を引き続き採用。主アンプの改良と周辺回路の最適化により、高域の歪みをさらに改善。 -
豊富な入出力端子
バランスXLR入力4系統、アンバランスRCA入力6系統を搭載。出力はXLR2系統、RCA2系統に加え、EXT PRE端子も装備。
■ 製品仕様
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外形寸法:477W × 156H × 412D mm
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質量:25.3kg
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消費電力:60W
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付属品:RCAケーブル「ASL-10B」、電源ケーブル「APL-1」、専用リモコン、クリーニングクロス
「C-3900S」は、Accuphaseが長年培ってきた高精度なアナログ技術を結集したモデルであり、同社フラグシップの名にふさわしい一台となっている。