■ 話題のコンセプトモデルが正式リリース

オーディオテクニカは、LED照明とスピーカーを内蔵したレコードプレーヤー「Hotaru」の一般販売を12月4日より開始した。直販価格は165万円。今年のミラノデザインウィークで初公開され大きな注目を集めたモデルで、これまでは特設サイトでの限定先行受付のみだったが、今回正式に一般販売されることとなった。

■ 磁気反発による浮遊ターンテーブル構造

Hotaru最大の特徴は、磁気反発を利用した浮遊構造を採用した点にある。ターンテーブルを磁力によって宙に浮かせることで、内蔵スピーカーや外部環境からの振動を大幅に軽減し、レコードの繊細なニュアンスを忠実に再生することを目指した設計となっている。

■ コンパクトサイズで高出力スピーカーを実現

筐体内部のレイアウトを工夫し、限られたスペースの中で最大限のスピーカー容量を確保。煌びやかな中高域と厚みのある低域の両立を図り、力感のあるサウンドを実現した。アンプ出力は25W×2を備える。

■ 20色LEDが音楽と連動する演出

本機はLED照明を内蔵し、音楽信号に合わせて光が変化。浮遊するターンテーブルと揺らめく光が一体となり、幻想的なリスニング体験を演出する。照明は20色のパレットに加え、「ベーシックモード」「グラデーションモード」「リンクモード」の3種を搭載し、演出の幅を広げている。

■ 専用設計のトーンアームと特別仕様カートリッジ

トーンアームはカーボンファイバー製のストレートタイプを採用。カートリッジには特別仕様のブラックボディを用いた「AT-VM740xML」が付属する。また、MM/MCカートリッジの交換にも対応しており、システム拡張性も確保している。

■ 素材と仕上げにこだわった筐体デザイン

筐体素材にはアクリルを採用し、スピーカーボディにはアルミニウム、脚部には真鍮を使用。音質面だけでなく、素材感を活かした外観の美しさにも力を入れたモデルとなっている。