ミックスウェーブは、Campfire Audioの新たなユニバーサルIEM 「Grand Luna」 を9月26日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は 230,000円前後。
Grand Lunaは、Campfire Audio初となる 14mm径プラナーマグネティックドライバー1基 と バランスドアーマチュアドライバー2基 を組み合わせたハイブリッド構造を採用。それぞれのドライバーが持つ特長を最大限に活かすことで、楽曲の奥行きや精細さを余すところなく描き出し、リッチで満足度の高いサウンドを実現した。
搭載されたプラナーマグネティックドライバーは、同社の「Astrolith」や「Supermoon」で採用した技術を進化させた新設計。幅広いダイナミックレンジと素早いトランジェント特性を兼ね備える一方、チューニングの難しさも指摘される平面磁界型ドライバーだが、これまでの経験を活かした最適化により、シビランスや高音域の刺さりを抑制し、自然で心地よい音を実現している。
さらに、14mmドライバーのサイズと優れたレスポンスを活かした低域から中域の力強い表現に加え、2基のBAドライバーを組み合わせることで、優れた過渡応答と30kHzまでの高周波特性を獲得。高解像度でありながら聴き疲れしにくい、バランスに優れたサウンドに仕上げたという。
外装シェルには、ステンレス素材に手作業による丁寧な表面処理を実施。火炎処理によって独自の色彩を与えた後、ブラッシュ加工で滑らかな質感に仕上げ、有機的なCAロゴを際立たせたデザインとなっている。
Grand Lunaは、Campfire Audioが長年培ってきた開発経験と革新技術を結集させた意欲作であり、オーディオファンにとって注目すべき新モデルとなりそうだ。