2026年の製品戦略概要
FiiOは、同社関係者James氏による情報として、2026年に投入予定のポータブルミュージックプレーヤー新製品ラインアップを明らかにした。2025年にECHO MINI、DISC、M21、M33 R2R、M27などを展開した同社は、2026年には「純オーディオプレーヤー」への回帰と、サブブランドSNOWSKYを軸とした製品強化を進める方針だ。
サブフラッグシップDAP「M25 / M25 R2R」
M25およびM25 R2Rは、M15Sの後継に位置づけられるサブフラッグシップモデル。FiiOのナンバリングルールに基づき、「M25」は次世代の5シリーズに属する。
M25はAKM4499を採用したデルタシグマ構成、M25 R2RはディスクリートR2R DACを搭載。R2R版には上位機で培われたR2R PRO技術が投入され、K11 R2RやK13 R2Rを上回る音質を目指す。両モデルともQualcomm 7シリーズ6490プロセッサーを採用し、2026年7月発売予定。
SNOWSKY「ECHO NANO」超小型HiFiプレーヤー
香水ボトルをモチーフとしたデザインの「ECHO NANO」は、ソニー往年のMP3プレーヤーへのオマージュとして開発された超軽量モデル。首掛け可能な携帯性を備えつつ、192kHz/24bit対応のHiFi回路を搭載する。ファッション性とレトロ要素を融合した製品として注目されている。
SNOWSKY「DISC PRO」純オーディオプレーヤー
DISC PROは、既存のDISCをベースに出力強化や機能向上を図った上位モデル。外観はCDスタイルを継承しつつ、価格はDISCより大幅に高くなる見込み。両モデルは併売され、置き換えではない。2026年11月以前の発売が予定されている。
Jade Audioの新Androidプレーヤー
FiiOのサブブランドJade Audioから、クラシック機器へのオマージュをテーマとしたAndroidプレーヤーを投入予定。Qualcomm 680を採用し、JM21をベースに設計される。正式名称未定で、2026年10月発売予定。
SNOWSKY「ECHO PRO」
ECHOシリーズの上位モデルとなる「ECHO PRO」は、コンパクトさと高い機能性、価格競争力を両立した純オーディオプレーヤー。こちらもクラシック機器への敬意を込めたデザインが採用され、2026年8月発売予定とされている。
ポータブルAndroidターンテーブル「M21T」
仮称「M21T」は、Androidベースのポータブルミュージックターンテーブルとして企画された意欲作。M21を基礎にデジタルオーディオ回路を大幅改良し、専門性を追求した設計となる。市場規模を考慮し商業的成功を目的としない“ファン向けモデル”として、2026年6月発売予定。
SNOWSKY重視の理由
FiiOは、主力HiFiプレーヤーが世代更新を終え安定期に入ったことを踏まえ、2026年はSNOWSKYシリーズに注力すると説明。価格競争を避けつつ選択肢を拡充し、長期ユーザーの価値を守る姿勢を強調している。2026年は、FiiOの新たな方向性を示す一年となりそうだ。
