中国FIIO(フィーオ)は、18年にわたる音響技術の探求を結実させた新フラッグシップIEM「FX17」を2025年7月18日に発売すると発表しました。価格はオープンですが、税込約269,500円前後が予想されています

FX17は、片側13基(1DD+4BA+8EST)のハイブリッド構成を採用。8基の静電ドライバーは、6 kHz以上の超高域を豊かに再現しながら、音圧レベルを確保することで開放感をもたらします

さらに、FIIO独自のタービン構造を基にした特許技術「S.Turbo Acoustic Structure」により、低域を強化しながら中高域の余分な情報をフィルタリングし、滑らかで力強いサウンドパフォーマンスを実現しています

制御面では、電子式と物理式を併用したデュアルシステム5ウェイクロスオーバーを採用。これにより、周波数応答が滑らかで、音量に関係なくバランスが保たれる設計となっています

ドライバー素材にもこだわりが光ります。ダイナミックドライバーにはリチウム・マグネシウム合金振動板、BAドライバーにはKnowles製中音域強化ユニット、静電ドライバーはSonion製で構成。また、ハウジングは高密度チタンの削り出し加工、ケーブルは金銀銅ハイブリッド製で、交換可能な3.5/4.4mm/USB‑Cプラグを備えています

そのほか、22種類のイヤーピースや、シリアルナンバー入りネームプレートを同梱。所有感を高める高級仕様となっています