finalは、有線イヤフォンの新シリーズ「MAKE MOD(メイク・モッド)」を2025年8月29日に発売する。ラインナップは「MAKE MOD 1.1」「MAKE MOD 2.1」「MAKE MOD 3.1」の3モデルで、直販価格はそれぞれ52,800円、32,800円、19,800円となる。

「MAKE MOD」は、ベースモデルを「Modify(改造)」することで新たな可能性を引き出すプロジェクト。finalが研究開発した最新の音質設計を短期間で製品に反映させ、これまでにない多様なサウンドを提案するシリーズの第1弾となる。

各モデルの特徴

MAKE MOD 1.1
高音域用に1基、中低音用に2基、合計3基のバランスドアーマチュア型ドライバーを搭載。「より華やかな響きと澄んだ音質」が特徴。

MAKE MOD 2.1
高音域用にBAドライバー1基、低音域用にダイナミック型ドライバー1基を採用したハイブリッド構成。深みのある低域と優れた明瞭度を併せ持ち、包まれるような臨場感を実現する。

MAKE MOD 3.1
ダイナミック型ドライバー1基によるシンプルな構成ながら、「厚みのある滑らかなサウンド、高い明瞭度、歯切れの良いタイトさ」を兼ね備える。

デザインと装着性

筐体にはMIM(金属粉末射出成形)技術を用いたステンレス製ハウジングを採用。

  • MAKE MOD 1.1/2.1は鏡面仕上げ

  • MAKE MOD 3.1はマットブラック仕上げ

さらに、正面には「MOD」ロゴ、側面には型番をレーザー刻印している。装着面でも工夫が施されており、イヤーピースと耳珠で保持し、耳ポケットに軽く触れる程度で支える構造により、圧迫感の少ない快適な装着感を実現している。

ケーブルと付属品

ケーブルはシルバーコート仕様で、MMCX端子による着脱式。入力端子は3.5mm 3極を採用。
付属品は以下の通り。

  • final「TYPE E」イヤーピース(5サイズ)

  • イヤーフック(TYPE A)

イヤーピースは低域の改善や遮音性の向上、高域の刺激音低減に効果があり、イヤフォン本来の音を引き出す。

スペック

  • MAKE MOD 1.1:感度105dB/mW、インピーダンス30Ω、重量39g

  • MAKE MOD 2.1:感度95dB/mW、インピーダンス17Ω、重量34g

  • MAKE MOD 3.1:感度88dB/mW、インピーダンス18Ω、重量34g