中国のハイエンドオーディオブランドHiByは、新世代のウルトラフラッグシップ・ポータブルDAP「RS8 II」を正式発表した。価格は3,899ドル。前モデル「RS8」で確立された“ポータブル・コンサートホール”の音響理念を継承しながらも、音場表現・解像度・音楽的密度の全てにおいて進化を遂げている。
「ポータブル・コンサートホール」理念の深化
RS8 IIは、原音の力強さと立体的な音場をポータブルサイズで再現するというHiByの哲学をさらに推し進めたモデルだ。新開発の「Darwin-MPA」アーキテクチャにより、オーケストラ演奏のような開放感とスケール感を、手のひらの中に凝縮することを実現している。
進化したDarwin-MPA(Multiphase PWM Array)アーキテクチャ
RS8 IIの心臓部となる「Darwin-MPA」は、従来のDarwin-R2R設計思想を継承しつつ、デルタシグマモジュレーターとのハイブリッド動作を実現する新世代DACアーキテクチャ。
入力信号は柔軟な「Darwin v2 フィルターシステム」により128倍にオーバーサンプリングされ、3種類のNOSフィルターまたは新開発の「Darwin Ultraフィルター」を用いたハイブリッド再生も可能。精密な1024タップFIR構成により、圧倒的な情報量と自然なトーンバランスを両立する。
さらに、16チャンネル電流モードDACと高効率な1V変換出力段の組み合わせにより、緻密な音像定位と高い電力効率を実現した。
新デザインコンセプト「デュアルカーブ」
外観はHiByの新しいデザイン言語「Generation Family Design Lines」を採用。非対称のデュアルカーブ造形によって、手に自然に馴染む優美なフォルムと高級感あるビジュアルを両立している。
フラッグシップにふさわしい総合性能
RS8 IIは、新開発のDarwin III DACアーキテクチャに加え、アダプティブアンプ設計、高電圧・大容量バッテリー、Qualcomm製高性能プロセッサを搭載。HiBy独自OS「HiByOS Android」により安定した操作性を実現し、あらゆるハイレゾ音源フォーマットをサポートする。
さらに、「Sankofa AI音色シミュレーション」機能を搭載し、AIが音楽ジャンルや聴感特性に応じて最適なトーンを生成。ユーザーの好みに合わせた表現力豊かな再生体験を提供する。



