HIFIMAN JAPANは、新たな密閉型平面駆動ヘッドホン AUDIVINA LE を発表した。上位モデル「AUDIVINA」で培った技術を継承しつつ、より手の届きやすい価格帯で展開される廉価版モデルとなる。

本機最大の特長は、ドイツ・バイロイト祝祭劇場の音響設計から着想を得た レゾナンス・チャンバー構造 にある。多段階の音響減衰効果を活用することで、小さな密閉空間でありながら、同価格帯製品では得がたい広大かつ緻密な音場を再現することが可能となっている。

さらに、HIFIMAN独自の ステルスマグネット技術 を採用。従来型マグネットに見られる音波干渉を抑え、透明感の高いサウンドを実現する。これにより、繊細なディテールと空気感を保ちながら自然な音の流れを提供する。

装着性の面では、新設計の 次世代エルゴノミック・ヘッドバンド を搭載。回転式ヒンジを組み込むことで約20〜30gの軽量化を実現し、長時間使用時の快適性を大幅に向上させている。

HIFIMANは、AUDIVINA LEを「密閉型平面駆動ヘッドホンにおける新たなスタンダード」と位置付けており、コストパフォーマンスを重視するリスナーに向けた選択肢として注目される。