HIFIMAN JAPANは、同社の新たな平面磁界ヘッドホン「HE600」および「ANANDA UNVEILED」を8月29日に発売する。価格は「HE600」が126,500円、「ANANDA UNVEILED」が86,900円前後（いずれも税込）。
名機「HE6」の血統を継ぐ「HE600」
HE600は、HIFIMANを代表する名機「HE6」の流れを汲む最新モデル。HE6は極めて高い音質を誇りながらも、その性能を引き出すには大出力のアンプが必須であった。今回のHE600では感度を大幅に改善し、一般的なヘッドホンアンプでもHE6に匹敵するサウンドが楽しめるよう進化した。さらに軽量化も施され、長時間の装着における快適性が向上している。
ドライバーには、第1世代比で約40%の薄型化を実現した「次世代Neo Supernano振動板」を採用。加えて、希土類を含まない磁性材料を用いた新設計のマグネット構造により、従来の希土類磁石ドライバーに匹敵する高感度を実現したという。
ハウジングには開口率を高めた「Window Shadeデザイン」を導入し、音の反射や屈折による干渉を低減。これにより、HE6の持つ高解像度と広いダイナミックレンジを継承しながら、軽量・高感度化を果たした。
再生周波数帯域は8Hz〜65kHz、感度は94dB、インピーダンスは28Ω。質量は389gとなっている。
開放感を極めた「ANANDA UNVEILED」
同時発売となるANANDA UNVEILEDは、既存モデル「ANANDA」をベースに設計された新モデル。特徴はドライバーを覆うグリルを完全に取り除いた「Unveiledデザイン」であり、Window Shadeデザイン以上に音の反射や屈折の悪影響を排除。音質ロスを最小限に抑え、よりクリアで開放的なサウンドを実現したとしている。