中国のオーディオブランドHZSOUND(海梵声)は、ダイナミック型と圧電セラミック型のハイブリッド構成を採用した新しいインイヤーモニター(IEM)「銀杏」を発表した。価格は349元(約7,500円)からで、すでに中国国内の各種プラットフォームにて販売が開始されている。
ハイブリッド2ドライバー構成で繊細かつ豊かな音場を実現
「銀杏」は、10mm径のPVDセラミックコーティング複合振動板ダイナミックドライバーと、9mm径の多層圧電セラミックドライバーを組み合わせた2ドライバー構成を採用。
低域から中域にかけては柔軟なPUエッジと高品質CCAWボイスコイルにより、ウォームで密度のある音を再現し、圧電セラミックユニットによって高域・超高域の伸びと空気感を補完している。
交換式サウンドチューブで音色をカスタマイズ
本モデルには、ピンク/グリーン/ブラックの3種類の交換用サウンドチューブが標準で付属し、それぞれ異なる音響特性を提供。ユーザーの好みに合わせたサウンドチューニングが可能となっている。
高剛性かつ美しい筐体デザイン
筐体は航空機グレードのアルミニウム合金をCNC加工にて製造され、表面はアルマイト処理が施されている。フェイスプレートには多彩なシェルパターンを採用し、デザイン性も高い。
ケーブルはリケーブル対応で、0.78mm 2ピンコネクターを採用。ケーブルは高純度OFCに銀メッキを施したもので、端子は**3.5mmアンバランス/Type-C/3.5mm(マイク付き)**の3タイプから選択可能。
ドライブしやすい設計、ポータブル環境にも最適
周波数特性は20Hz~20kHz、感度は108dB、インピーダンスは28Ω。一般的なスマートフォンやポータブルプレーヤーでも駆動しやすい設計だが、ハイブリッド型ならではのポテンシャルを引き出すためには、ポータブルDACやDAPとの併用が推奨される。