ルーマニアのオーディオブランド Meze Audio は、新しい有線ヘッドホン「105 SILVA」を発表した。国内販売価格は79,200円(税込)。
「105 SILVA」は、豊かで表情豊かな中域、明瞭で力強い低域、自然に伸びる高域を特徴とし、繊細な音の表現を求めるリスナーから、音楽に深く浸りたいユーザーまで幅広く対応するモデルだ。「109 PRO」や「105 AER」で培ったノウハウを継承しつつ、さらに中域の表現力を高め、ボーカルの存在感を際立たせるとともに、アコースティック楽器の響きをより自然に再現するサウンドへと進化している。
ドライバーには、50mmのダイナミック型を採用。バイオセルロース複合ドームとチタンコーティングを施した半結晶ポリマー・トーラスにより、スピード感と正確性を兼ね備えたパフォーマンスを実現する。
デザイン面では、ミッドセンチュリー・モダンの美学を取り入れ、ウォールナット材のイヤーカップと放射状に広がるPC-ABSグリルを融合。ヴィンテージの温かみと現代的な洗練を兼ね備えたタイムレスなスタイルを完成させている。製品名の「SILVA(シルヴァ)」はルーマニア語で「森」を意味し、マラムレシュ地方の原生林に敬意を込めて命名された。
その他の特徴として、ケブラー補強OFCケーブル(1.8m)やUSB-C to 3.5mmアダプターを付属。柔らかなベロア製イヤーパッドと人間工学に基づく設計により、長時間のリスニングでも快適な装着感を提供する。さらに主要パーツをディスクリート構成とすることで、修理や長期使用にも対応可能な設計となっている。
「105 SILVA」は、自然素材と先進技術を融合させたMeze Audioの新たな代表作として、音楽体験と所有する喜びの双方を満たすモデルとなりそうだ。