100mm平面磁界型ドライバーを搭載したハイエンドモデル

中国発のオーディオブランド 水月雨(MOONDROP は、新たなフラッグシップヘッドホンとなる 「天空之城 – Laputa」 を発表した。本製品は100mm平面磁界型ドライバーを採用し、同社の量産モデルとしては最上位に位置づけられる。

「天空之城 – Laputa」は、先日行われたイベントにて「Space Travel2 Ultra」や「夢回2 – Golden Ages2」とともに発表され、その技術仕様の高さから注目を集めている。価格は、先月中国で発売された「PARA2」の約2倍に設定されており、ハイエンド市場を強く意識したモデルとなる。

搭載技術としては、100mm大型FDT振動板アセンブリ、安全な“無遮蔽”全開放設計、500mm超薄型振動板、TBT振動板応カ二次平衡技術、多巻き純銀エッチング回路、FEA最適化N55磁石アレイ など、同社独自の最新技術を多数採用。さらに、特許取得のドライバーキャビティー体型構造、全アルミニウム合金CNC高強度設計、乾式炭素繊維ヘッドバンド、3D印刷柔軟調整可能ヘッドパッド、小羊皮縫製イヤーパッド といったこだわりの設計も特徴だ。

音質面では、THD < 0.05%@1kHzの超低歪み を実現し、ほぼ完璧な周波数特性を備えていると説明されている。ケーブルは汎用性の高いデュアル3.5mm交換式仕様を採用し、ユーザーの利便性にも配慮している。

価格は中国の公式ストアにおいて 4,999人民元(約103,000円) に設定されている。日本での展開については未定だが、ハイエンドヘッドホン市場に新たな選択肢を提示するモデルとして、大きな話題を呼ぶことは間違いないだろう。