■ プロゲーマーとの共同チューニングで進化した次世代機
MOONDROPはこのたび、ハイファイ音響技術を融合させたプロ向けゲーミングイヤホン『RAYS』を発表。ダイナミックドライバーとプラナードライバーのハイブリッド構造に加え、DSPゲームサウンドカードやAIノイズキャンセリングマイクを搭載し、FPSを中心とした20以上のメインストリームゲーム向けに最適化されたサウンドプロファイルを実現した。
■ プロゲーマー多数協力の精密チューニング
『VALORANT』『CS:GO』『APEX』など各ジャンルのトッププレイヤーと共同開発。従来のゲーミングイヤホンを超える「足音判別精度」と「銃声方向定位」を実現。内蔵のチューン共有プラットフォームでは、プロの設定をワンタッチで適用可能。ユーザー自身がカスタムチューンを作成・共有するコミュニティ機能も搭載し、ゲーム別・個人別の細かい音響調整を可能にした。
■ プロ仕様チューニングインターフェースを新開発
初心者でも扱いやすい操作性を保ちつつ、上級ユーザー向けに「フィルター種別」「周波数ポイント」「ゲイン」「Q値」など専門的なパラメーター調整機能を追加。複雑なゲームシナリオに対応する精密なサウンドチューニングが可能に。新設計のデバッグプラットフォームにより、個人のプレイスタイルに完全適応する音響プロファイルの構築を支援する。
■ HiFiクラスのゲームサウンドカードを内蔵
4層ゴールドプレート回路と高精度部品で構成されるDSPサウンドカードを新開発。32bit/384kHzのハイレゾPCM音源をデコード可能。仮想7.1chサラウンドよりも高解像度な立体定位を実現し、「映像のような明確なサウンドステージ」「銃撃戦での微細な音のニュアンス再生」「ダイナミックレンジの拡大」という3つの次元でゲーミング体験を進化させた。
■ ハイブリッドデュアルドライバーが生む戦略的優位性
ハイファイオーディオ製品と同水準のダイナミック+プラナーハイブリッド構造を採用。従来のゲーミングイヤホン比で「30%広い周波数帯域」「50%低い歪率」「2倍の瞬発応答速度」を達成。爆発音の衝撃感と足音の微細な残響を両立させ、競技シーンで要求される「三次元空間認知能力」を飛躍的に向上させる。
■ 開発背景:音響技術のゲーミング領域への応用
MOONDROP広報担当者は「eスポーツ競技の音声戦略高度化に伴い、単なる『音量増幅』ではなく『音質解析力』が勝敗を分ける時代になった」と説明。音楽用ハイファイ技術をゲーミングに転用する「クロスオーバー開発」の重要性を強調。今後もプロゲーマーとの連携を強化し、音響生理学に基づく新たなゲーミングオーディオ規格の確立を目指す方針を示した。