今回のレビューは、ROSESELSA AURORA ultra。
少し前にリリースされたが、価格の対してのドライバー構成とパッケージ内容の充実さで話題になっていたイヤホン。
今回もしっかりと聴きこんでレビューを書いたので是非ご覧いただきたい。
それでは細かく見ていこう。
■ROSESELSA AURORA ultra特徴
・マスターリファレンスサウンド 臨場感あふれる音質
・10年以上にわたる音響の専門知識
■ドライバーについて
ドライバー構成:1DD+1マイクロプラナー
DD:トポロジー振動版
マイクロプラナー:ウルトラリニア平面ドライバー
その他、詳細はメーカーHPを参照。
■デザインについて
シェル:樹脂製
ノズル:一体型で樹脂製
カラー展開は3色
筐体はかなり小さい分類で軽い。
個人的にはすこしチープさを感じた。
■ケーブルについて
導体:5N OCC
2PIN、3.5mm
シンプルながらもしっかりとした作りで、付属のUSB変換コネクタに差すだけですぐに使えるので相性も良い。
細くて使用感は良いが、布巻きなのでタッチノイズは少し感じる。
■付属品について
・イヤホン本体
・ケーブル
・イヤーピース(2種類)
Soundcocoonが付属
・イヤホンケース
・取説、保証書
・USB変換ケーブル
充実した付属品の種類と質の良さで、このセットがあればすぐに音楽を聴けるのが嬉しい。またコスパの良さも感じる。
■音質について
さて、実際にリスニングして肝心の音質を確認してみた。
エージングは約100時間。
使用環境は、スマホ+RZ200-m(USB DAC)で再生し付属ケーブル。イヤーピースだけは社外品を使用。
・高音域
解像度は良い方で音の粒立ちがよく透明感を感じる綺麗な音で、金属音などのピーク音は刺さらずに抜け感の良さも感じる。
・中音域
ボーカルは半歩後ろぐらいで澄み切った透明感を感じるが、輪郭もハッキリと感じることができる。
楽器はボーカルより少し後ろ気味で邪魔にならないがしっかりとそれぞれの音を聴き分けることができる。
・低音域
量感は低音、重低音とも少し抑え気味で必要十分で厚みよりはすっきりとしたキレの良さ、スピード感の良さを感じる。
・全体的な音質の印象
音場は横の広さを少し感じ、分離感の良さも感じる。定位感はそれなりだがどこで鳴っているかは分かる。
平面らしい分離感の良い音の粒立ちを感じる高音域がとても気持ち良い。
同じくすくっきりと透明感のあるボーカルも綺麗で、トポロジー振動版のキレの良い低音がうまく支えて聴こえてきて気持ちの良い音のバランス。
全体的には低音域がそこまで出てこないのでさっぱりめに感じるが、ボーカルから高音域を多く感じることができ、分離感も良いので気持ち良いサウンドで特に女性ボーカルとの相性が良いように感じる。
■ROSESELSA AURORA ultraのまとめ
付属品がすごく充実していて、ひとつずつ確認していくとコスパがとんでもないセット内容と思う。
単体売りしているイヤーピース(約2,500円)、USB変換コネクタ(約1,500円ぐらい?)、普通に使える5Nのケーブル、マイクロプラナーを使ったハイブリットドライバー構成、リケーブル可能、と盛りだくさんで約5,000円は破格。
筐体のビルドクオリティは今一歩ですが、小さくて軽いので女性やお子さんも問題なく使える装着感の良さも大きなポイント.
パッケージ内容が充実していて、エントリークラスでの今の最適解と感じる。
■スペック
・モデル:AURORA ultra
・ドライバー:1DD+1マイクロプラナー
・再生周波数帯域:20~20kHZ
・インピーダンス:300 +15%
・感度:115dB
・ハウジング素材:樹脂製
・ケーブル:5N OCC
・ケーブル長:約1.2m
・ケーブルコネクタ:2 ピン (0.78mm)
・プラグ:φ3.5mmプラグ
・重量:約3.0g