― Android 13採用、最大DSD1024対応の高性能ポータブルプレーヤー ―

MUSINは、同社が取り扱う中国のオーディオブランド SHANLINGより、AKM製セパレートDACソリューションと真空管/トランジスタのデュアルアンプ回路を搭載したハイエンドDAP「M7T」を10月10日(金)に発売する。価格はオープンだが、市場予想価格は税込188,100円前後。カラーバリエーションはブルー/グレー/モカの3色を展開する。

AKMセパレートDAC構成による高純度な音響設計

「M7T」は、AKM製のDACチップ「AK4498EX」×2基とデジタルプロセッサー「AK4191」×1基を組み合わせたセパレート構成を採用。デジタル/アナログの各回路を完全に独立させることでノイズ干渉を抑制し、透明感と力強さを両立したサウンドを実現する。ブランド独自のFPGA技術とKDS社製フェムトクロックも搭載し、ジッターを極限まで低減。PCM 768kHz/32bit、DSD1024までの再生に対応する。

真空管とトランジスタを切り替え可能なデュアルアンプ構成

アンプ部には、レイセオン製ミニチュア真空管「JAN6418」×2本による真空管回路と、「MUSE8920」オペアンプ×2基+「BUF634A」バッファ×4基によるトランジスタ回路を搭載。ユーザーは画面操作で「TUBEモード」と「トランジスタモード」を即座に切り替え可能で、アナログライクな温かみのある音と、高解像・高透明度の現代的な音を自在に楽しむことができる。
さらに、パナソニック製タンタルコンデンサーやニチコン製電解コンデンサーなど高品位パーツを厳選採用。真空管特有のマイクロフォニックノイズを低減する専用防振構造も備える。

洗練された外観と実用性

ボディは航空機グレードのマグネシウム・アルミニウム合金をユニボディで削り出し、側面には「流れる龍」をイメージしたウェーブエクステリアデザインを採用。デザイン性とグリップ性を両立した。ディスプレイは5インチ(1,080×1,920)のタッチスクリーン。
ヘッドホン出力は4.4mmバランスと3.5mmシングルエンド(同軸デジタル出力兼用)を搭載し、最大出力はバランス980mW(32Ω)、シングルエンド245mW(32Ω)。

システム・機能面

OSにはAndroid 13を採用し、独自のAGLO(Android Global Lossless Output)技術により、各種音楽アプリでビットパーフェクト再生を実現。プロセッサーはQualcomm Snapdragon 665、メモリ6GB、ストレージ128GBを搭載し、microSDカードスロットも備える。
Bluetooth送受信に対応し、送信時はLDAC/aptX/AAC/SBC、受信時はLDAC/SBCコーデックをサポートする。

バッテリー容量は7,000mAhで、バランス接続時約12.5時間、シングルエンド接続時約14.5時間の連続再生が可能。外形寸法は129W×77.5H×21Dmm、質量は約319.8g。

専用アクセサリー

同時に、専用PUレザーケース「M7T Case」も発売。カラーはブラウン/パープル/グリーンの3色で、接続性と操作性を損なわないサイドマグネットフリップデザインを採用。市場予想価格は税込5,940円前後となっている。