中国のHiFiオーディオブランドShanlingは本日、卓上型のCD再生オールインワンユニット「CD80MK2」を正式発表し、各販売プラットフォームにて発売を開始した。価格は2,098元(約44,500円)で、ブラックとシルバーの2色展開となっている。
CD80MK2は、第4世代CD専用サーボシステムと高精度HD850メカを採用し、安定かつ高精度な信号読み取りを実現。また、メイン制御チップには高性能な君正X1000を搭載しており、システム全体の処理能力が大幅に向上。レスポンスの良い滑らかな操作感も特徴だ。
音質面では、DACにCirrus Logic社の高性能チップ「CS43198」を採用し、最大384kHz/32bitのPCM音源およびDSD256のハイレゾ音源に対応。さらに、SGM8262オペアンプを左右独立で2基搭載し、松下製のFCシリーズ電解コンデンサを厳選使用することで、最大出力850mWの高駆動性能を実現。繊細な音の階調と情報量豊かな再現力を兼ね備えている。
再生入力はCDに加え、USBメモリおよびBluetooth入力にも対応。出力は3.5mmシングルエンド、4.4mmバランスのヘッドフォン出力のほか、アナログRCA出力およびデジタル同軸出力も搭載しており、多様な使用シーンに対応可能な構成となっている。
筐体はCNC加工によるアルミニウム合金製で、上質な質感と高い剛性を両立。1.28インチの高精細カラーディスプレイを備え、再生情報や設定を直感的に確認できる。サイズは260×205×52mmとコンパクトで、デスクトップやリビングに自然に溶け込むデザインも魅力だ。
ShanlingのCD80MK2は、CDを中心としながらも現代の多様な再生スタイルに対応する、オーディオファン必見の一台である。