山灵(Shanling)、Android 13搭載の新世代DAP「M8T」に新カラーを追加。7月8日発売予定

中国のHiFiブランドShanling(山灵)は、同社最新のポータブルオーディオプレーヤー「M8T」において、新色「蒼淵ブルー」を発表した。
既存カラーと同様に、スペックや性能に違いはなく、価格は税込8,498元(約19万円前後)
。日本国内での展開は未定だが、中国市場では7月8日より販売開始となる。


■ Shanling初、真空管内蔵ポータブルプレーヤー

M8T最大の特徴は、Shanling初の真空管出力を搭載したポータブルオーディオプレーヤーである点だ。
搭載されているのは、米軍規格のJAN6418真空管で、本体上部に2本実装されている。

Shanlingは過去に、CDプレーヤーやアンプなどで高い評価を得た真空管Hi-Fi技術を有しており、その系譜をモバイルプレーヤーにも継承した形となる。


■ トランジスタ/真空管の切替式回路設計

前モデル「M8」(2020年発売)で定評のあった豊潤な音色と深みのある低音表現を、M8Tでは最新のAKM製フラグシップDACとデルタシグマ変調器、新世代のヘッドホンアンプによって再構築。

また、真空管とトランジスタの出力を簡単に切り替え可能な設計により、使用するイヤホンや音楽ジャンルに応じた最適なリスニング体験が実現されている。


■ Android 13搭載・ストリーミング対応

M8Tは、Android 13をベースとしたオープンプラットフォームを採用。
Spotify、Apple Music、TIDALなど、あらゆるストリーミングサービスに対応し、Shanling独自の「Android Global Lossless Output」技術により、ビットパーフェクトな高音質出力を可能としている。


■ M9 Plusの後継、ポータブルラインの新フラグシップに

2024年夏に生産終了となる「M9 Plus」の後継モデルとして、M8TがShanlingポータブルラインの新たなフラグシップに位置付けられる。今後の日本市場への展開と価格情報にも注目が集まる。