製品概要


Shanlingは、デスクトップ向けのオールインワン型ネットワークプレーヤー「SM90」を発売した。DAC、ネットワークストリーマー、プリアンプ機能を一体化したモデルで、据置型オーディオシステムの中核機器として使用できる設計となっている。価格は4,998元で、ブラックとシルバーの2色を用意する。

音響回路とDAC構成


SM90はDACチップにAKM製「AK4493S」を2基搭載し、アナログ回路にはOPA1612オペアンプを採用する。さらに自社開発のFPGA制御とデュアル水晶発振器構成を組み合わせ、フェムト秒級精度のクロックを内蔵。電源部には35W出力のリニア電源を採用し、安定した動作と低ノイズ化を図っている。

プラットフォームとハイレゾ対応
システムにはRK3568(ARM Cortex-A55クアッドコア)プラットフォームを採用し、4GB RAMと64GBストレージを搭載。OSはAndroid 12をベースにカスタマイズされており、自社開発のAGLO技術によりSRC制限を回避。最大768kHz/32bit PCMおよびDSD512のネイティブ再生に対応する。

操作系とディスプレイ
前面には4.96インチ・フルHD解像度のタッチディスプレイを搭載。再生画面とカード型UIを組み合わせた新デザインを採用し、直感的な操作が可能としている。また専用アプリ「Eddict Control」によるスマートフォンからのリモート操作にも対応する。

ストリーミングおよびネットワーク機能
本体に各種ストリーミングアプリをインストールして再生でき、Apple Music、Spotify、TIDAL、Qobuzなどのサービスに対応。さらにDLNA、AirPlay2、Qplay、Roon Ready、TIDAL Connect、Qobuz Connectなどのネットワークプロトコルをサポートする。ローカルストレージおよびNAS再生にも対応し、主要な音声フォーマットを再生可能。

入出力端子と拡張性
SM90はストリーマー、プリアンプ、DAC/ヘッドホンアンプとして使用できる設計で、光デジタル、同軸、USB、HDMI ARC、RCA、XLRなどの端子を装備。内部にはM.2 PCIe 3.0対応SSDスロットを備え、ストレージの拡張も可能となっている。

通信機能とBluetooth対応
ネットワーク接続はギガビットLANとWi-Fi 6(2.4GHz/5GHz)に対応し、有線・無線の両環境で使用可能。Bluetooth 5.2をサポートし、LDAC、AAC、SBCなどのコーデックに対応する。Bluetooth DACとしてスマートフォンやPCと接続して使用することもできる。

筐体設計と発売情報
筐体はアルミニウム合金フレームの一体成形構造を採用し、ガラスパネルと金属製ノブを組み合わせた外観とした。本体サイズは280×230×83.1mm、重量は約3.3kg。SM90はすでに各販売チャネルで発売されており、デスクトップ向け多機能ネットワークプレーヤーとして展開される。