GaN FETと1MHzスイッチングによる高精細サウンド

SMSLは、新開発のパワーアンプ PA400 を発表した。価格は555米ドル。最新のGaN(窒化ガリウム)パワートランジスタを採用し、最大1MHzの高いスイッチング周波数で動作。これにより全帯域にわたって繊細かつ高解像度なサウンド再生を可能にした。同社は「従来のクラスDアンプの限界を超える表現力」を目指したとしている。

高精度ボリュームと純粋な増幅モード

本機には Texas Instruments の高性能ボリュームIC「PGA2311」を搭載。きめ細やかな音量調整と超低歪みを実現している。また、ステレオ純アンプパススルーモードを備え、プリアンプとの組み合わせにより、よりダイレクトでピュアな音質が得られる設計となっている。

モノラル構成による出力強化にも対応

XLR入力によるモノラルモードにも対応し、2台のPA400を組み合わせることでステレオ構成時に出力を4倍に拡張可能。高耐入力のスピーカーも余裕を持ってドライブできる。

高品位パーツと信頼性の高い保護回路

本機には多数のオーディオグレード部品を採用し、主観的なリスニング体験の向上を追求。入出力端子には高品質な金メッキ仕様を施し、信号劣化を最小限に抑えている。さらに、過熱・過電流保護などの安全回路も完備し、高い信頼性を確保している。