特許技術×全バランス構成で151dBの超広ダイナミックレンジを実現
中国のオーディオ機器メーカーTOPPINGは、同社の超フラッグシップモデルとして、独立型ヘッドホンアンプ「A900」を正式発表した。最新の回路技術と高度なアーキテクチャを融合させた本機は、プロフェッショナルからオーディオ愛好家まで、極めて高い音質要求に応える一台となっている。
A900は、TOPPINGが独自に開発した三段階構成のフィードバック回路(特許取得済)を採用し、全周波数帯域においてTHD+N 0.00003%(90kHz BW)という極めて低歪率を実現。ダイナミックレンジは最大151dBに達し、ハイエンド機器の中でも群を抜く性能を誇る。
アンプ部は「唐古拉(タングラ)」と呼ばれる全リンク差動バランス構成により、信号経路全体での高忠実度を確保。入力部には3系統のステレオバランス複合端子を装備し、業務用オーディオ機器や多様なソース機器との高い互換性を実現している。
出力部には、4ピンXLR、4.4mmバランス、6.35mmアンバランスなど、多彩なヘッドホン出力端子を搭載。高感度IEMからハイインピーダンスのハイエンドヘッドホンまで幅広く対応し、優れたドライブ能力と音質を提供する。
さらに、純粋なプリアンプ出力モードにも対応し、THD+Nは0.000055%未満を実現。音量調整には0.5dBステップの高精度リレー式バランスボリュームシステムを採用し、左右バランスや音量差のない繊細なコントロールが可能。
本体前面には2インチのフルカラーディスプレイを搭載し、3つのタッチボタンとカスタマイズ可能な機能ボタン付きの音量ノブにより、視認性と操作性を高次元で両立させている。
TOPPING A900は、フラッグシップの名にふさわしい先端技術と高性能を備えた独立型ヘッドホンアンプとして、国内外のハイエンドユーザーから注目を集めている。販売価格は米ドル1,199(日本国内価格は取扱店により異なる)。