製品概要
日本のオーディオブランドfinalは、フラッグシップモデルとなる密閉型ダイナミックヘッドホン「DX10000CL」を発売した。
DX10000CLは、finalが長年培ってきた音響技術を集約したハイエンドモデルで、40mm径CVDダイヤモンド振動板ドライバーを搭載。素材特性を活かした高精度な音楽再生と、密閉型ヘッドホンならではの濃密なサウンド表現を追求している。
限定モデル「ブラック&ゴールドエディション」は世界150台限定で展開され、価格は1,280,000円。
CVDダイヤモンド振動板採用の40mmドライバー
DX10000CL最大の特徴は、40mm径のCVD(化学気相成長)ダイヤモンドドーム振動板を採用した専用ダイナミックドライバー。
ダイヤモンドの高い剛性と軽量性を活かすことで、振動板の不要な変形や余分な振動を抑制し、微細な音楽情報を正確に再現する設計となっている。
さらに、特殊ポリウレタン製エッジと新設計のボイスコイル構造を組み合わせ、ダイヤモンド振動板の特性を安定して引き出すことを目指している。
磁気回路にはN55ネオジウムマグネットを採用。アルミニウム製ショートリングや精密なダンピング構造を組み合わせることで、不要な共振や色付けを抑え、クリアな音響特性を実現している。
高剛性構造による安定した音響性能
ヘッドホン筐体にはアルミニウムマグネシウム合金を採用し、5軸CNC加工によって高精度に成形。
内部には専用の音響吸音材を配置し、筐体内部で発生する反射音や共振を抑制している。
また、筐体は12点貫通ボルト構造を採用。高い剛性と安定した気密性を確保することで、左右ユニット間の音響特性の均一化を図っている。
接着剤を使用せず、各パーツをネジ固定する構造を採用しており、長期使用を想定したメンテナンス性にも配慮されている。
専用ケーブルと快適性を考慮した装着設計
DX10000CLは着脱式ケーブルに対応。
標準付属ケーブルは、魚沼工房と共同開発した高純度無酸素銅銀メッキケーブルを2種類用意。
1.5m仕様は4.4mmバランス端子、3m仕様は4pin XLR端子を採用し、据え置き型ヘッドホンアンプなど幅広い機器との接続に対応する。
また、4.4mmバランスおよび4pin XLRから6.35mmへの変換アダプターも付属する。
イヤーパッドにはUltrasuede製人工スエード素材を採用。微細な通気孔構造と専用フォームにより、装着時の快適性と低域の自然な抜け感を両立している。
本体重量は約543g、インピーダンスは20Ω、感度は92dB。性能を十分に引き出すためには、据え置き型ヘッドホンアンプとの組み合わせが推奨される。
発売情報
final「DX10000CL ブラック&ゴールドエディション」は発売中。
価格は1,280,000円(税込)。世界限定150台で展開される。
CVDダイヤモンド振動板、高剛性筐体、長期使用を考慮した構造設計を採用した、finalの技術を集約したフラッグシップ密閉型ヘッドホンとなっている。

