製品概要
韓国のオーディオブランドAstell&Kernは、デスクトップCDプレーヤー「MINI ONE」を発売した。伝統的なHiFi CDプレーヤーの信号処理を意識した小型モデルで、非圧縮のESP方式やデュアルDAC構成を採用する。価格は2,199元、米ドル換算で約305ドル前後。
技術的特徴
「MINI ONE」は、CD再生時の音質劣化を抑えるため、原音データを圧縮せずに処理するESP方式を採用。CD本来の情報量を保った再生を目指した設計となっている。
光学ドライブ部にはJVC製の車載用ピックアップを採用し、サムスン製サーボ回路と専用の物理制振構造を組み合わせることで、安定したディスク読み取りを図っている。音質チューニングは、中国大陸市場向けにKMIDO音響チームが担当したとしている。
DAC部にはCirrus Logic製「CS43131」を2基搭載。さらに2基のリニアレギュレーターLDOとスロー系デジタルフィルターを組み合わせ、滑らかな音調と自然な再生表現を狙った構成となる。
接続・機能
Bluetooth部にはQualcomm製「QCC3095」を採用し、高品位なワイヤレス伝送に対応する。今後はBluetooth DAC/ヘッドホンアンプ機能にも対応予定で、スマートフォンと接続してストリーミング音源を再生する用途も想定されている。
出力端子は、同軸デジタル、光デジタルに加え、3.5mmシングルエンドヘッドホン出力、4.4mmバランスヘッドホン出力、XLRライン出力、RCAライン出力を装備。ヘッドホン再生からアクティブスピーカーとの接続まで、幅広いシステム構成に対応する。
設計
外観は、Astell&KernのCDリッピング機「AK RIPPER MKII」を想起させるデザインを採用。筐体はフルメタル仕様で、直線的なフォルムとコンパクトなサイズを特徴とする。
本体サイズは約160×44.5×160mm、質量は約978g。デスクトップ環境に設置しやすい小型CDプレーヤーとして設計されている。
発売情報
「MINI ONE」は発売中。価格は2,199元、米ドル換算で約305ドル前後。中国国内の主要オンラインストアおよび販売店にて取り扱われている。日本国内での正式な発売時期や価格については、現時点で発表されていない。


