概要


Cayinは、フラッグシップ・リファレンスモデルとなるデジタルオーディオプレーヤー「N8iii」を国内投入する。先日開催された「春のヘッドフォン祭 2026」で国内初展示されたモデルで、真空管回路を採用したポータブルプレーヤーとして位置付けられる。世界限定500台のうち、日本国内向けにも一定数が用意される。

技術仕様・特徴


本機は、第6世代のKORG製Nutube 6P1直熱三極管をデュアル構成で搭載。個体ごとに手作業でマッチングされた真空管を用い、4チャンネル構成の音色回路を構築している。これにより、安定した音響特性と豊かな表現力を両立する設計とされる。

増幅回路は、Cayin伝統の3ステージ構成を採用。初段に東芝製2SK209 JFETによる低ノイズバッファ、2段目にNutube 6P1による電圧増幅、最終段に再びJFETバッファを配置することで、信号純度とダイナミックレンジの確保を図っている。

また、デュアル真空管によるチューニングにより、クラシック系とモダン系の音色を切り替えて楽しめる点も特徴となる。

設計・機能
出力は全チャンネルでフルバランスの真空管出力に対応。3.5mmシングルエンドおよび4.4mmバランス端子を備えるほか、ポータブル出力(PO)、ラインアウト(LO)、プリアウトといった各種モードに対応する。

真空管回路を搭載しつつ、ポータブル機としての運用を前提とした設計となっており、高品位なアナログ出力を特徴とする。

発売情報
「N8iii」は2026年4月28日(火)0時より予約受付を開始し、5月23日(土)に発売予定。世界限定500台の数量限定モデルとなる。価格については現時点で公表されていない。