製品概要

Auneは、同社Air Referenceシリーズのフラッグシップ開放型ヘッドホン「AR9000」を発売した。50mm径ダイナミックドライバーを搭載し、スピーカーライクな空間表現と高いダイナミックレンジを追求したモデルとなる。価格は1,399ドル。
開放型構造を採用し、デスクトップ環境やリスニングルームでの使用を想定。ジャズ、クラシック、電子音楽など幅広いジャンルに対応する設計としている。
技術的特徴

「AR9000」は、積層カーボンファイバー振動板を採用した50mm径ダイナミックドライバーを搭載。最大4mmのリニアストロークを確保し、低域の量感や大きな音圧変化を正確に再現することを目指している。
振動板には「Omni-Stack Carbon Diaphragm」技術を採用。連続カーボンファイバーを特殊な角度で積層することで、高い剛性と軽量性を両立し、振動板の不要な変形を抑制する設計となっている。
また、独自の「Constant-Flux」磁気回路を搭載し、ストローク全域で安定した駆動力を確保。新開発の高制動サスペンション構造と組み合わせることで、低歪みと高速な過渡応答を実現している。歪率は1kHz時で0.03%以下としている。
音響設計・空間表現
開放型ハウジングには「Tilted Acoustic Matrix」構造を採用。ドライバーを角度付きで配置することで、スピーカーから音が届くような自然な音像定位を目指している。
前後の音響チャンバーには通気性の高いメッシュ構造を採用し、空気と音響エネルギーを効率的に循環。広がりのあるサウンドステージと、自然なレイヤー表現を実現する設計となる。
周波数特性は4Hz~50kHz。低域から高域までバランスの取れた再生を特徴としている。
デザイン・装着性
本体重量は約430g。重量を分散させる幅広のサスペンション型ヘッドバンドを採用し、長時間使用時の負担軽減を図っている。
イヤーパッドには通気性を重視した素材を採用し、長時間のリスニングでも快適性を維持する設計となっている。ヘッドバンド部は金属製フレームを採用し、Air Referenceシリーズらしい精密加工によるデザインに仕上げられている。
ハウジングにはハニカム形状の音響グリルを採用し、落ち着いたメタリック調の外観としている。
発売情報
Aune「AR9000」は発売中。価格は1,399ドル。開放型ヘッドホンのため、周囲の音が入りやすく音漏れも発生する設計となっており、静かな室内環境での使用が推奨される。
