製品概要

中国のポータブルオーディオブランドiBassoは、フラッグシップクラスのポータブルDAC/AMP「DC-Tonfa」を発表した。

DC-Tonfaは、iBassoとe-star Earphoneの共同開発によるモデルで、24bit・8チャンネル完全バランスR2R DACアーキテクチャを採用したポータブル機。ディスクリート構成によるR2R方式ならではの自然な音楽表現と、高い駆動力を両立することを目指して設計されている。

8チャンネル完全バランスR2R DAC構成を採用

DC-Tonfaの中核となるのは、24bit対応の8chフルバランスR2R DAC回路。合計312基の超低温度ドリフト仕様Viking金属皮膜抵抗を使用したラダー型DAC回路により、細かな音楽情報の再現性と低歪み化を図っている。

さらに、専用の60抵抗ハードウェア補償ネットワークを搭載し、R2R回路の性能を引き出す設計を採用。アナログライクな音色と、明瞭な解像感を両立する構成となっている。

FPGA制御と高精度クロックによる信号処理

信号処理には、iBasso独自のFPGA制御システムを搭載。8chフルバランスR2R回路の動作タイミングを高精度に管理する。

また、デュアルAccusilicon製フェムト秒水晶発振器を組み合わせることで、ジッターを抑えた安定した信号処理を実現。NOSモードや4種類のデジタルフィルターにも対応する。

デスクトップ級アンプ回路による高出力設計

アンプ部には、Texas Instruments製デュアルOP-AMPを2基、BUF634Aバッファを4基搭載した高性能増幅回路を採用。

最大出力は32Ω負荷時で片側800mWを実現し、低インピーダンスのイヤホンから駆動力を必要とするヘッドホンまで幅広く対応する。力強い低域制御と、自然な中域表現、高域の伸びを意識した設計となっている。

アルミ合金ボディと多機能操作系

筐体にはアルミ合金シャーシを採用し、側面には強化ガラスパネルを配置。内部には0.96インチOLEDディスプレイと、多機能ロータリーダイヤルを搭載し、音量調整や各種設定を直感的に操作できる。

また、電源部にはLinear Technology製超低ノイズLDO「LT3042」を採用。ノイズフロアを0.8μVまで抑えることで、R2R回路の性能を引き出すクリーンな電源供給を実現している。

多様な接続環境に対応

DC-TonfaはUAC1.0およびUAC2.0モードに対応し、Windows、macOS、Android、iOSなど幅広いデバイスと接続可能。

3.5mm出力端子は光デジタル出力にも対応し、ポータブル用途だけでなく、デスクトップ環境やゲーム用途などにも利用できる多機能DAC/AMPとなっている。

発売情報

iBasso「DC-Tonfa」の発売日、価格、日本国内での販売詳細については今後正式に発表される予定。

8chフルバランスR2R DAC、FPGA制御、高出力アンプ回路を組み合わせた、iBassoの新たなフラッグシップポータブルDAC/AMPとして展開される。